「ちょうどいいおじさん」のつくりかた

現役ファッションデザイナーの僕が思う、ちょうどいいおじさんのファッションと、おすすめ商品をレビューしています。

このブログについて

このサイトでご紹介している服を販売しているサイトです。

 

「ちょうどいいおじさん」の服

 

はじめまして!ブログをご覧頂きありがとうございます。

おの たぬきと申します。

 

簡単に自己紹介しますと、九州に住んでいる普通のおじさん(32歳・2018年現在)です。

普通に会社に通い、19時には仕事が終わって、家に帰ったら食事とご飯を済ませ、スマホをぽちぽちいじくって23時には眠くなるおじさん・・・

所謂普通の人と違うところと言えば、職業がいくつかあることくらいでしょうか。正社員として勤める会社は1つですが、副業(もしくはパラレルキャリア)的に幾つかの仕事を同時進行するような感じで働いています。

その内の1つはレディースアパレルのデザイナー・マーチャンダイザー職。

アパレルは副業のうちに入るのですが、収入の中でのウエイトは一番高い。気づけば12年、服を作り続けて、(小売店

卸して)売り続けてきました。

 

幾つかの仕事は持っていて結婚もしているんですが、ブログを始めたきっかけは、まあなんせ日曜日が暇なんです・・・

奥さんはシフト制の仕事のため休みが被るのは月1日位。一人で過ごす休日が圧倒的に多いのです。おじさんの休日は辛いです。することがない、出掛けない、趣味がない、友達がいない・・・( ;∀;)その寂しさを埋めるために始めました。

 

そんな僕にも唯一の趣味があります。

それは、倉庫みたいな雑多に商品が陳列された古着屋さんで気に入った古着を買うことです。

日曜の朝になると家の掃除をして朝から出掛け、延々と自分の好きな古着をかごに入れる。自分が欲しいものを見つけるのは恐らく300枚に1枚くらいにくらいです。はっきり言って疲れます。疲れますが、お気に入りの1枚を見つけた時の麻薬のような(使ったことはありませんが)中毒性は何歳になってもやめられません。

 

そもそもの古着を買うきっかけは、2つありました。1つは、ファストファッションや量産品が多くなり、所謂セレクトショップも個性のない利益重視の(≒面白くない)服をたくさん売り始め、それらに飽きてしまったこと。

2つめはお小遣いが減ったことです。どんなに稼いでも貯蓄に回さないといけない。独身の時はあるだけ使っていましたが、結婚するとそうもいきません。月2万円くらいを被服費にあてています。一応アパレルの仕事なので多いほうかもしれないです。

しかし、我々世代のコンビニに並んでいるファッション雑誌を見ると、1点1点の単価は高い。

良質なのは充分理解できるのですが、

コートに10万

ニットに5万

シャツに3万

パンツに3万

靴に10万

 

 

・・・こんな服、相当額稼いでないと普通買えません。

勿論買う時もあります。でもぽんぽん買えるものじゃないですよね。

ですが、雑誌を見る価値はとてもあります。

ファッションの文脈を知れるからです。

サイズ感、ディテール、カラートーン・・・それらを理解していればとても新鮮な服の着こなしができます。

 

僕は、着まわしている殆どの服が古着とユニクロです。

おいおいデザイナーがそんなんでいいのか、と突っ込まれそうですが、もうほんとに古着とユニクロやGUで十分なんです。清潔感のあるベーシックな服と、抜け感のあるような古着の組み合わせ。

ユニクロオンリーでも全く構いませんが、毎日毎日ベーシックな服ばかりだと飽きてしまいますよね(少なくとも僕はそうです)。

そこにベーシックではない「違和感」みたいなエッセンスを加えることが個性であり、我々おじさん世代の洋服を着る楽しさだと僕は考えます。(大人として清潔感ある服を着ているのは大前提です!!)

 

この古着収集の趣味とブログを掛け合わしたもの・・・

そんなことを考えていたところ、自分用に買ってきた古着をブログでコーディネート提案し、読んでもらったバックエンドにBASEで商品を売ったら楽しいなあ、と思いつきました。一生懸命探した古着も自慢できるしw服の自慢なんて出来る相手が限られてるんですよね。なんせ友達がいないから。

やるからにはなんでも真剣でないと楽しくありません。売上と言う結果で私は熱狂できます。おじさん熱狂したいんです。暇だから。ブログを見てくれた人の明日からのファッションが楽しくなるよう、精いっぱい説明して(自慢してw)買ってもらいたいと思います。

 

ブログとECを運営するにあたり、3つのルールを決めました。

 

1.古着以外はファストファッションブランドで写真撮りすること

・・・どんなに田舎にいる人でもコーディネートが再現できるように。

 

2.販売に際し多額の利益を乗せない事

・・・あくまで自分が好きなものを他人に気に入ってもらい、役立ててもらうための趣味です。長く続けたい趣味なので。

アパレル職が長い当方から見ても、通常の古着ビジネスより圧倒的に原価率は高いです。いいなあ古着一本でやれる人は。僕はやりませんが。

 

3.自分の着たいものしか販売しないこと

売れなくて在庫になっても自分が着たいものだけにしておきます。

当たり前のことかもしれませんが、本職になってしまうとそうはいかなくなります。そんな服屋さんで世の中は溢れています。

 

 

以上、自己紹介と前置きが長くなりましたが、僕の紹介する服は以下のサイトで販売致します。少しづつの更新になると思いますが、長い目でお付き合い頂ければ幸いです。

「ちょうどいいおじさん」の服

何卒宜しくお願い致します。